北朝鮮は何度も日本海に向けてミサイルを発射していますが、
脅威を感じると同時に、ミサイル一発に一体いくらの費用がかかっているのか、
気になる人もいるでしょう。

そこでミサイルの種類と値段、その資金源について調べました。

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ミサイル発射にかかる費用はいくら?

主なミサイルと射程距離、値段は以下の通り。

○短距離弾道ミサイル「スカッド」

射程300~700キロ

約300万ドル

射程が短いため韓国への攻撃用とされます。
隣国韓国にとってはたまったもではないでしょう。

○準中距離弾道ミサイル「ノドン」

射程1300キロ

約500万ドル

日本全土が射程に収まります。

○新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」

射程3000~4000キロ

約2000万ドル

グアムのアメリカ軍基地への攻撃用とされます。

○大陸間弾道ミサイル(ICBM)

射程6700km

約3000万ドル

アラスカまで届く性能を持つとされます。

当然ながら、ミサイルが大きくなるのに合わせ、
値段も高額になります。

ミサイル一発で数億円から数10億円もかかるんですね。

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ミサイルの開発費用はどこから?北朝鮮の資金源

各国からの経済制裁を受け、食糧難にあえいでいる北朝鮮は
一体どこから多額の費用を捻出しているのでしょう。

1回の弾道ミサイル発射費用で、
大半の住民に1年間最低限の食料を配給できると言われます。

つまり、打ち上げに使われるお金があれば、
米141万トン、トウモロコシ250万トン、小麦212万トンを
輸入することができるのです。

この量は現在、北朝鮮の1人あたりの配給量から計算すると
全国民1年分もの食糧に相当するのですね。

もし、打ち上げに失敗すれば、
多額のお金が一瞬にして消え去ることになります。

北朝鮮は飢える国民を尻目に多額の軍事費用をかけている、
とはよく言われていますが、
国民よりもミサイルのほうが大事なのでしょうか。

北朝鮮は以前イランやシリア、パキスタンにスカッドとノドンを輸出して
巨額なお金を得ていますが、
今は武器の輸出は完全に規制され、貿易も大幅に減少しています。

そこで北朝鮮の新たな資金源として考えられるのが、
金などの豊かな地下資源です。

なんと国土の80%に地下資源が埋蔵されているのです。
金を外国へ輸出し外貨を手に入れているんですね。

金以外にもマグネサイトや亜鉛の埋蔵量が豊富で、
中国などに輸出しています。

現在、北朝鮮は対外貿易の大半を中国が占めていて、
近年は石炭や鉄鉱石の対中輸出が急増し、外貨を稼いでいると言われます。

また、北朝鮮にとって貴重な外貨獲得源になっていた開城工業団地が閉鎖されましたが、
その代わりに労働者の海外派遣を拡大しており、
その数は現在5万人から6万人と言われています。

こうして北朝鮮は資金を稼いでいるのですね。

まとめ

北朝鮮がミサイルを発射したというのを聞くたびに
日本への影響が心配になります。

自国民を顧みない北朝鮮に生まれなくてよかったとつくづく思います。

 

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