高岡御車山祭が2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されて初めて迎える祭なので見に行くことにしました。

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するとフジテレビ「みんなのニュース」の中の木村拓也アナの天気コーナーが、ゴールデンウィークの一週間富山から中継を行うと知りました。しかも御車山祭が初日に放送されると。

やったー。全国放送だー。そうと知れば何が何でも行かなければなりません。ここ数日の天気予報では降水確率50パーセントになっていました。何とかお昼頃までもたないかなと思いながら、当日を迎えると朝から雨。天気予報では雨のち晴れ。お昼から晴れになっています。正午に片原町に山車が勢ぞろいするので、もっと早く天気にならないかなと。

まだ小雨程度ならともかく、本降りで雷までなっていました。本当にあとで晴れるのか思うような空模様です。11時前くらいになってようやく雨が上がり、少し空が明るくなってきました。もう降らないだろうと、傘を持たずに家を出て20分ほど歩くと、いつもは通行止めになっている通りは、通行禁止の看板がわきによけられていて、普通に車が通っています。ということは中止なのかな、もう雨は上がったのになと思いながらながら山町筋へとやってきました。
何せ全国放送されるのだから、雨でも無理して勢ぞろいするのではないかと思ったのです。

すると山車が一台、上にビニールをかぶせられた状態で止まっていました。ちなみに上の写真で後ろに写っている黒い建物は2017年に建て替えられたばかりの信用金庫です。一見、信用金庫とは思えない外観です。山町の景観に合わせて作られたとのこと。本当に中で銀行業を営んでいるのかって感じですね。初めて入る時どきどきしそう。

さらに山町筋を進んでいくと、片原町での勢ぞろいは悪天候のため中止になり、3時に郵便局のところで山車が集まるとスピーカーのついた車がお知らせしながら通り過ぎて行きました。もう雨は降っていないのになのかなと、せっかくユネスコに登録されて初めての祭なのにと、残念で寂しい気持ちになりました。それはほかの観光客も一緒でしょう。

時間があるので、屋台が出ている高の宮通りやオタヤ通りを歩きました。いつもは人気のない高の宮通りは賑やかです。

再び山町筋に戻って御車山会館に入りました。祭当日は無料です。すると晴れていたら当然通年展示されている山車はないのですが、朝雨が降っていたため通年展示用の山車がガラスの中に入っていました。

しばらくすると山車を出すので周りの人は下がるようにと言われました。山車を通すための溝が下の床を外して現れました。天井まであろうかと思われる大きなガラスの扉が開き、山車が中から出されました。もし朝から晴れていたら決して見ることのなかった光景を見られて、かえって貴重でした。

御車山会館を出てぶらぶら歩いていたら、テントの中にある山車を見つけてそばに行くと、近くになぜか人力車が。それには気温と湿度が書いてある看板がついていて、木村拓也アナが引いているものだとわかりました。その時にはもうフジテレビが来ていることはすっかり忘れていました。

山車の前を見ると木村アナがいるではありませんか。

まあ、いい男です。見ていると御馬出町(おんまだしまち)の法被に着替えてました。その場を離れ、またぶらぶらし同じところに戻ると木村アナは山車の引手の一員になっていましたが、休憩中で引いているところは見られませんでした。

2時過ぎくらいになって郵便局の近くに次々と山車が集まってきました。

すると目の前にタレントの安藤和津さんがいるではありませんか。すぐにわかりました。山車の前で写真を撮ってもらっていました。もう一人の女性と二人で来られているようでした。写真を撮ろうにもすぐに姿が見えなくなりました。それからしばらくしてまた姿を見ましたが、写真を撮っていいものかどうかわからないのでやめました。(だって、芸能人だもの・・・)

3時になって山車が一台ずつ山町筋を巡行し始めました。その時には人垣が何重にもなって、いつの間にこんなに人が集まって来たんだって感じになりました。近くから聞こえてくる言葉はほぼ富山弁で、地元の人が多い印象でした。

夕方、みんなのニュースで木村アナが山車を引いている様子が映し出されていました。これを見た全国の人が高岡の祭を見に来てくれるとうれしいです。ただ、こどもの頃から見ている祭がユネスコに登録されたなんて信じられない気持ちだし、はっきり言ってどこがいいのかよくわかりません。もっと立派な山車はたくさんあるだろうと思います。でも見に来る観光客が増えれば、地元の人間としてうれしいですね。

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