平昌オリンピック・フィギュアスケート男子で、
金メダルを獲得した羽生結弦選手に、
国民栄誉賞を贈られる事になりました。

2014年のソチ大会に続いて連覇し、
この種目では66年ぶりの偉業ということと、
右足首のけがを乗り越えて、
国民に大きな感動を与えた点が評価されました。

オリンピックで2連覇や3連覇した選手はほかにもいますが、
みんな国民栄誉賞を授与されたわけではありません。

受賞基準はどのようになっているのでしょう。

国民栄誉賞が創設された経緯

そもそも国民栄誉賞は、1977年に
本塁打世界記録を達成したプロ野球選手・王貞治さんを
称えるために創設されました

巨人で一本足打法で活躍した人ですね。

これまで25人と1団体が受賞しています。

団体は澤穂希さんが主将を務めていた、
サッカー日本女子代表チームです。

受賞の基準はあいまい

国民栄誉賞表彰規程によれば、
その目的は次のように書かれています。

広く国民に敬愛され、
社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、
その栄誉を讃えることを目的とする。

表彰の対象については

内閣総理大臣が本表彰の目的に照らして表彰することを
適当と認めるものに対して行う。

引用 内閣府ホームページ

総理大臣が個人的に決められるかのようですが、
実際は民間有識者の意見を聞かなければいけないことになっており、
複数の人間の意見が反映されます。

上記の目的に照らすと、
羽生結弦さんは幅広い層に人気があるし、
前回のソチ大会では金メダルを取って、
被災地を勇気づけました。

平昌でも昨年のケガからの復帰が危ぶまれる中、
見事に滑りきって金メダルを獲得しました。

多くの人に感動を与えましたね。

その意味では国民栄誉賞を与えられることに、
異論はないと思います。

とはいえ、選考に明確な基準はなく
メダル数や連覇の長さには関係がありません

体操の内村航平さんはオリンピック3大会で
個人、団体含めて金3個、銀4個を獲得していますが、
受賞していません。

柔道の野村忠宏さんもオリンピックで
3連覇を果たしていますが、受賞していませんね。

どちらも立派な成績を残しているのにです。

内閣の人気取りとの批判もあり、
選考基準ははっきりしていません。

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辞退者は3人

1番最近では、イチロー選手
2001年と2004年の2回、メジャーリーグでの活躍により、
受賞できることになりましたが、
本人は現役を引退してからの受賞を希望し、辞退しました。

イチローさんらしいというか、
なんとなく理解できます。

国民栄誉賞は亡くなった後に授与されることも多く、
作曲家の古関裕而さんも亡くなった後、
遺族に授与が打診されましたが、辞退しています。

どうせなら本人が生きている間に、
授与してほしかったからですね。

元プロ野球選手の福本豊さんも
国民栄誉賞をもらったら、
好き勝手にできなくなるのが嫌だったようで、
辞退しています。

国民栄誉なんて名前ですから、受賞したら
人から批判されるようなことはしないように
絶えず気を使っていなければいけませんね。

賞がついてまわるのも窮屈かもしれません。

まとめ

国民栄誉賞の受賞者には表彰状と盾のほかに、
記念品か金一封が贈られますが、
今までお金で受けった人はいません。

形に残るものがいいのでしょうか。

一人くらいお金で受け取る人を見たいものです。

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