千葉県の観光施設から逃亡したキョンが、今では約5万頭にまで増え、
GPS(衛星利用測位システム)を利用して、生態を解明し、
根絶を目指すことになりました。
人間に被害をもたらさないのなら、放っておけばよいのでしょうが、
深刻な農業被害があっては黙ってはいられませんね。
キョンは動物園にもいる種類ですが、
今回初めて名前を聞いたという人は多いでしょう。
キョンとはどんな動物で、
食べられるとしたらどんな味なのでしょう。
また、どこの動物園で見られるのか気になる人もいるでしょう。
その辺をざっとまとめました。
キョンの特徴とは
キョンはシカ科の動物で中国南東部や台湾が原産です。
体重は約15キロで、生後1年ほどで繁殖が可能になり、
年中繁殖が可能です。
止なければどんどん増え続けるわけですね。
キョンは農業被害を及ぼす特定外来生物に指定され、
今までも根絶させる計画がありましたが、うまくいっていませんでした。
生計を立てている農作物を荒らされたら
死活問題になりえますから、農家にとっては大敵です。
ここからはついでですが、
ギャグ漫画「がきデカ」の中で、
「八丈島のきょん!」という台詞があり、
キョンが一躍有名になったらしいですが、がきデカがわかると言ったら、
中年以上でしょうか。
ガキ→子ども デカ→刑事で、
なぜか子どもが刑事をやっているというはちゃめちゃな漫画です。
キョンは捕獲後はどうなる
捕獲されたキョンはほとんどが殺処分されますが、
食用や革製品として提供しているところもあります。
シカ科だけあって、味はシカに似ているそうです。
肉質は柔らかく、脂肪も少ないので、
どこででも食べられるようになれば、
脂が気になる人は進んで食べると思いますし、
ただ殺処分するよりは、シカの供養になっていいような気がします。
キョンが見られる動物園
都立八丈植物公園
住所:東京都八丈島八丈町大賀郷2843
入園は無料とありがたいですが、
海に浮かんでいる島にあるので、
車で行くわけにはいかないのが難点です。
旭山動物園
住所:北海道旭川市東旭川町倉沼
旭山動物園は有名で人気がありますね。
ここでキョンを見たという人も多いでしょう。
東京都立大島公園
住所:東京都大島町泉津字福重2
ここも島なので気軽に行けるところではありません。
群馬サファリパーク
住所:群馬県富岡市岡本1番地
関東の人なら一番行きやすいのがここでしょう。
乗り物で園内を回って放し飼いの動物を見学できます。
まとめ
キョンて変わった名前だなと思ったら、
台湾語から来ているんですね。
2頭並んでいたらキョンキョン。