北朝鮮はまた北海道上空を通過する、弾道ミサイルを発射し、
太平洋上に落下させました。
落下したミサイルの残骸は誰かが回収しているのでしょうか。
それとも、ずっと海中の中で眠っているのでしょうか。
ミサイルが落ちたことによる海への影響なども気になりますね。
落下したミサイルは回収するの?
2016年に鳥取県の海岸で、北朝鮮のミサイルの一部が見つかった、
とニュースが流れました。
過去に飛ばして落下したミサイルが日本海へ流れ着いたのでしょう。
長さ1.8メートル、重さ100キロ近くある大きなものです。
どんぶらことゆっくり海岸へ流れてきたのでしょうか。
その残骸は防衛相に運ばれました。
ミサイルの素材や加工技術などを調べ、
北朝鮮のミサイル技術がどれだけ進んでいるのか見るためです。
それによって、日本にいつ飛んでくるかわからない、
北朝鮮のミサイルに対処するため、日本も対策を進める必要があるのです。
韓国に近い黄海上に落下したときには、韓国が回収しています。
韓国が回収した理由もミサイルの性能を分析するためです。
韓国は北朝鮮にミサイルの技術で遅れていると言われており、
韓国民は回収には批判的な声が多いようです。
日本は海に落ちたミサイルは、回収に努めていますが、
水深が深くて回収できないこともあります。
それはずっと海の底で腐るしかないのでしょう。
ミサイルが落下した海への影響
北朝鮮は1993年から現在までなんと100発以上も
ミサイルを日本海に落下させています。
2016年には16回で、2ヶ月に1回は落ちている計算です。
どれだけ飛ばすんだってことですが、
ミサイルの残骸は海を汚染しないのか気になりますね。
ミサイルは燃料を積んで飛ばすため、
タンク内に燃料が残っていたら当然海を汚染することになります。
家庭でもサラダ油などの油を完全に拭ききって、
ゴミに出す人はあまりいないのでないでしょうか。
防衛相の関係者の話によれば
ミサイル実験は燃料を使い切って落下させるものらしいですが、
北朝鮮が実際そこまで環境に配慮してミサイルを飛ばしているかは
疑問だそうです。
確かに北朝鮮はミサイルの開発に必死になっていて、
海の汚染について考えているとは思えません。
自国の利益しか頭にない国です。
北朝鮮はこれまでミサイルに液体燃料を使ってきました。
液体燃料にはジメチルヒドラジンが使用されていると見られ
これは、日本の法律で厳重な管理が求められる劇物に当たり、
危険なものです。
人が吸い込むと皮膚や目にやけどをしたり、
呼吸器などに障害が出ることがあります。
そんな恐ろしい燃料が海に流れたら、
たとえ量が少なくても、海の魚や他の生物に悪影響がないわけがありません。
今まで100発ものミサイルが日本海に落ちているのだから、
積もり積もって海が汚れていくはずです。
まとめ
日本の国土にミサイルが落ちるくらいなら、
まだ海に落ちたほうがましですが、環境破壊が気になります。