東北で人気のある温泉地と言われる乳頭温泉。そりゃ行っとかなきゃということで秋田に旅行に行くことにした。

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なまはげのお面が怖い

男鹿半島インターチェンジで高速を降り、まず目指したのが、寒風山。寒風山は芝で覆われている緑の山だ。

車で頂上まで上がると眼下に広々とした景色が広がっていた。開放感あふれる爽快な眺めだった。看板に世界三景の文字が。へぇーそうだったのか。この時初めて知った。

回転展望台は座って360度景色が見えるが歩いて回ってもいいような気がした。

ここで韓国ドラマの撮影があったらしく、韓国の俳優さんの写真が飾られていた。だからかわからないが、アジア系の観光客もいた。

寒風山を降り、ほど近いなまはげ館へ行った。たくさんのなまはげが展示されており、表情はさまざまで全然怖くない顔のもあった。

隣の男鹿真山伝承館では実際のなまはげが家に上がってしこを踏んだり、主人との問答の様子が見られた。

このなまはげは本当にお面が怖くて、小さな子供だったら泣きだしてしまうだろうなと容易に想像できた。 私が行った時は平日だったので、年配の人が多く子供は一人もいなかった。

この後、天気が良かったので入道崎を見に行った。ここは夕日がきれいなので有名らしいが、日の入りまではまだ時間があったので夕日は見られなかった。

白と黒のしましまの灯台に上がるとぐるりと海を見渡せていい眺めだった。

観光客は多かったがほかに灯台に上がっている人はいなくて、もったいないなと感じた。

この日の宿泊先は男鹿温泉「結いの宿別邸つばき」 夕食は石焼料理があり、桶の中に入っている魚介に真っ赤に焼けた石を入れて瞬間的に沸騰させて作り上げる漁師料理だ。 初めて食べたが、だしがいい味でおいしかった。

男鹿温泉ではなまはげ太鼓の公演が行われていて、金、土は入場が無料になっている。この日は木曜日だったので入場料が必要だったが、お金を払ってでも見る価値は十分にあった。

出演している若者はみな仕事をしながら夜に公演をしているそうで、太鼓の迫力がすごかった。腕が疲れるだろうな思っていたらやはりマメができるらしい。

男鹿の男たちの(女性も一人いたが)男鹿温泉を盛り上げようという心意気を感じた。 終わった後はみんな汗だくになっていた。

宿に帰る乗り合いの車で出発を待っていると出演していた女性が見送りに来てくれた。そんな少しの心遣いがうれしかった。

いよいよ乳頭温泉へ

翌朝、天気が良かったので行く予定ではなかった、八望台を見に行った。ここからの眺めもよくて見に来てよかったと思った。

そのあとは男鹿半島の海岸沿いを走り、ゴジラ岩のある海岸へと降りた。しかし、どれがゴジラ岩かわからず車に引き返し道路に上がると、ちゃんと ゴジラ岩がある場所が看板に記されていた。 また戻るのも面倒なのでそのまま進んだ。

後日そのゴジラ岩が車のコマーシャルで使われていて、こんなのだったんだなと思った次第だ。

男鹿半島を離れ、仙北市にある角館へ。武家屋敷の立ち並ぶ通りは広々としていて、紅葉も始まっていた。

お昼にずっと食べてみたかった、稲庭うどんを食べた。だしがおいしいと思った。

そのあとお土産屋さんに味噌たんぽがあるのを発見し、焼きたてを出してくれたのを食べたらおいしくて満足。温泉宿でもきりたんぽ入りの吸い物はあったけど、味がよくわからず。

角館を出た後、抱返り渓谷へ。ちょうど紅葉が見ごろを迎えていた。川は写真で見ていたような水色ではなく、エメラルドグリーンで少し残念だった。

次に田沢湖に向かった。透明度が高いらしく、湖畔を覗くと澄んだ色をしていた。

遊覧船に乗って、たつこ像を眺めお土産を買って車に乗り込んだ。するとお土産屋さんの隣に秋田犬の見学所があるのを発見した。秋田犬か。見たかったなー。見たことないもんな。もう車を出していたので引き返さなかったけど。

そしていよいよ乳頭温泉へ。右手には駒ケ岳が見えていた。

お風呂は乳頭温泉と田沢湖温泉の2種類の源泉があり、両方に入れてよかったと思う。食事もバイキングで秋田の郷土料理が楽しめてよかった。

鳥海山からの眺望は?

秋田で2泊してあとは帰るだけ。日本海東北道は秋田、山形の間が一部通っていないので、その間は国道を走ることになる。

秋田で一度高速を降りた時鳥海山が見えた。この日は朝から曇りだったが、せっかくここまで来たのだから鳥海山に登ってみようかなと思った。

そこで鳥海ブルーラインを登って展望台に行くとすごい霧。景色なんて何も見えなかった。もともと予定していなかったからいいんだけど。でも、眺望を楽しみたかったな。

最初の2日間よく晴れていたし、いい旅行だった。

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