本州の西の端まで行ったら今度は東の端まで行きたくて青森に行くことにした。

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とりあえず秋田の大湯温泉へ

山口に行くにしろ、青森に行くにしろ富山からは同じくらいの距離なので、いいところにいるなという感じだ。青森までは一気に行こう思えば行けるのだが、途中で事故や工事などで渋滞のため予定より遅くなることもありうるので、余裕をもって秋田の大湯温泉で一泊することにした。翌日の天気は雨の予報だったため、秋田の温泉に直行するだけのこの日は無駄に天気が良く、憎たらしいほどだった。

十和田インターチェンジで降り、数分走った時のこと。ふとスピードメーターを見たら、出しすぎていることに気がついた。減速しようと思ったその時、警察官が道に出てきて止められた。あーあ、もう少し早く気がついていたらな。高速を降りたばかりの時は高速のスピードに慣れているので、気をつけなければならないことは教習所で習っていた。違反切符を切られ、大湯温泉へ。

宿は「岡部荘」 昔ながらの古風な宿だった。大浴場に行くと、内風呂に一人っていたが、私が川沿いの露天風呂に入っている間にその人は出て行ったので、あとは貸し切り状態に。

夕食は豪華で食べきれないほど。うどんも出てくると言われたが、お腹いっぱいになったので断った。あとで考えたら稲庭うどんだったのかなと思うので、食べとけばよかったと後日少し後悔した。

十和田湖から奥入瀬渓流へ

翌日は朝から雨。展望台から見た十和田湖は雲でかすんで湖の色はどんよりとした灰色だった。十和田湖のすぐそばにある奥入瀬渓流を今回の旅行では一番楽しみにしていた。駐車場に車を止めると、雨は上がって陽が差してきた。

渓流沿いをいくつもの滝を見ながら一番大きな銚子大滝まで歩き、帰りはバスで戻った。

八甲田・十和田ゴールドラインは紅葉が見事できれいだった。黄色が多かったような気がする。酸ヶ湯の隣の食堂でそばを食べ、八甲田ロープウエイ乗り場に行くと雨で運行していなかった。

青森市に入り八甲田丸と、ねぶたが展示されている、ワ・ラッセを見学。そしてその日の宿、浅虫温泉に行った。

朝食では青森のB級グルメという生姜味噌おでんがおいしかった。実は前日そばを食べるとき、生姜味噌おでんがあるのが気になっていたが、夕食に差し支えると思い、食べるのを我慢していたのだ。それが朝食に出たのだからうれしかった。

津軽半島最北端へ

この日はまず津軽半島の端っこにある龍飛埼まで行くことに。「津軽半島冬景色」に歌われたところで、歌詞が刻まれた碑が立っていて、ボタンを押すと歌が流れるようになっていた。

そのすぐそばにある、階段なのに国道である階段国道を歩き、龍飛埼の駐車場に車を止め、灯台のあるところまで坂を昇っていった。このてっぺんはいつどんな季節でも強風が吹いているそうで、私が行ったときもビュービューと風が強く、柱につかまりながら写真を撮ってもらった。

そのあと、青函トンネル記念館を見て、龍泊ラインを走った。この道は海に向かって下っていくので気持ちがよかった。

そして五所川原市にある斜陽館へ。高校生の時太宰治の本を何冊も読んでいたので、斜陽館は見てみたかったのだ。まさか、青森の斜陽館まで来られるとは思ってもいなかった。さすが裕福な家だっただけあって、中は広く、部屋の数も多かった。

斜陽館を出て、平川市にある南田温泉アップルランドに向かった。途中右手に津軽富士と言われる岩木山が見えた気がしたが、太陽の光で山に見えただけだったのか。

南田温泉の敷地内にはリンゴの木があり、露天風呂にはたくさんリンゴが浮かんでいた。青森らしくていいなと思った。夕食では、リンゴのてんぷらがあった。生で食べるほうがおいしいのに、なんで揚げたのだろう。

翌朝、窓から見える岩木山はてっぺんが雲の中で、本当に富士山の形に似ているのか確認できなかった。

帰りの高速のサービスエリアで岩手の豆せんべいを買った。ピーナッツがごろごろ入っていて、食感がクッキーのように作られておりおいしかった。

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