富士山、白山と合わせて日本三霊山と呼ばれる立山。実は立山という名の山はなく、雄山、大汝山(おおなんじやま)、富士の折立(ふじのおりたて)の3つの峰の総称です。
ここでは一般的な雄山登山の難易度や服装、見どころなどをご紹介します。

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雄山は登りやすい山なの?初心者でも大丈夫?

雄山は標高3003メートルありますが、室堂からだと小学生でも登れます。富山県の小学校では立山登山の遠足が行われているくらいです。

室堂から一の越山荘までは舗装された石畳が緩やかに続き、歩きやすくなっています。山荘まで1時間ほどです。

山荘から雄山までは急な岩場が続くのできつくなります。浮石も多く、下の人に石を落とさないように気をつけながら登ることになります。山荘から山頂までは1時間ほどです。

7月くらいまでは雪渓も残っているので滑らないように気をつけなければいけませんが、雄山は初心者でも登りやすいと言えます。

雄山登山で服装や持ち物で気を付けること

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雄山登山に適しているのは7月中旬から9月中旬です。山の天気は変わりやすく、歩いているうちに暑くなってくることがあります。

急な雨にも対応できるような雨具と、体温調節ができるように脱ぎ着やすい上着を用意しましょう。

晴れていればスニーカーでも大丈夫でしょうが、岩場は濡れていると滑りやすくなるため、トレッキングシューズが最適です。また、真夏でも岩は冷たく、けが防止のためにも軍手が必要です。絆創膏も念のため準備しておきましょう。

水分補給も大切なので水も持っていきましょう。売店で買うと高いので、室堂に入る前にコンビニなどで買っておくか、室堂ターミナルの後ろにある立山玉殿の湧水をペットボトルに詰めて持っていきましょう。冷たくておいしい水です。ただし、12月から翌年6月まで湧水は氷結するので、7月から11月までと採水期間が限られています。

立山駅に車で来られる場合、県道6号線にアルペン村があるのでここで食料など調達してもいいでしょう。この先にはコンビニなどはありません。山頂で昼食を食べるなら、売店にカップラーメンなどがありますが、高いのでお弁当を持っていくことをお勧めします。

トイレは一の越山荘と山頂に有料のがあります(100円)。一の越山荘にも売店があり、ここでお弁当を食べることもできます。ここからは黒部湖と後立山が見えます。一の越までは緩やかだといっても、標高の高い山に登るのでゆっくり歩くようにしましょう。

高山病が心配なら薬も用意しておきましょう。雨なら無理せず一の越で引き返すほうがいいかもしれません。午後になると天気が不安定になるので、できれば午前中に山頂に上がりたいもの。天気がいいと山頂からは360度視界が広がり、富士山が見えます。

雄山山頂には雄山神社峰本社があり、ここが本当の山頂になります。登拝料500円を払って登ります。神主さんにお祓いをしてもらい、お神酒を頂けます。

富山駅や新高岡駅からは室堂直行バスが便利です。

まとめ

雄山山頂までは小学生でも登りやすい山です。とはいえ、標高が高いので、高山病に気をつけながら、初心者でも一人でも3000メートル級の登山を楽しめます。

ついでに・・・私の小学校でも毎年6年生が立山登山をしていましたが、なぜか私の年になって急に違うところに変更になりました。今、母校のホームページを見ると、立山登山をしているとのこと。私の時はなぜ?大人になってから雄山に登りましたが、山頂は初めは景色が見えていたのにあっという間に雲が多くなり、何も見えなくなりました。日頃の行いが悪かったからでしょうか(そうだね)。

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