平成21年4月、NHKの連続テレビ小説で都をどりを見た影響か、母が都をどりが見たいと言った。テレビを見て行きたくなったのかと聞いたら、前から一度見てみたかったそうだ。それで一泊で京都に行くことにした。

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都をどりは華やか

4月24日金曜日の分の席を予約するため、3月に電話すると一番安い桟敷席しか空いていなかった。2階の席だ。他の日も空いていないようだったので、それに決めた。

都をどりの会場は祇園甲部歌舞練場で、八坂神社の近くだ。すぐ横に駐車場があったのだが、ちゃんと調べていなくてわからず、少し離れたコインパーキングに車を停めた。

父は一度見たことがあるので付近をぶらつくことにし、母と二人で入った。会場自体広くはないので後ろからでもよく見えた。母は楽しそうに見ていた。踊りが好きなら楽しめるのだろうが、私には良さがよくわからなかった。

公演の後、太秦にある母のいとこの家に行った。一度顔を出さなければならないと前から気になっていたそうだ。一方通行のわかりにくい場所にその家はあった。

中に入りしばらく話をして、宿へ向かった。車の中で「○○(私の名前)のおかげで京都の親戚のところへ来られた」と言って母は喜んでくれた。

宿は西京区にある竹の郷温泉「ホテル京都エミナース」だ。京都では珍しい温泉のあるホテルだ。お風呂の種類は多く、カラン・シャワーからも温泉が出て来るのは珍しかった。あれこれ入ってゆっくり温まった。宿泊料が安いので料理は期待していなかったが、いろいろあっておいしかった。

太秦映画村は大雨

都をどりの日は晴れていたが、翌日は朝から雨。母は太秦映画村に行きたいと言っていたが、とりあえず嵐山の美空ひばり座なら屋内なのでまず嵐山へ向かった。昔から母は美空ひばりが好きだったので喜ぶかなと思ったのだ。

入口で車いすを借りて回り始めた。母は「亡くなった人のを見ても」と最初は乗り気ではなかったが、ヘッドホンでひばりの曲をいろいろ聞いて結構楽しんでいるようだった。ひばりの出演している映画も放送されていてファンなら楽しめるだろう。

ここを出て、映画村へ向かったが、本降りの雨はやみそうになく、風も強いのであきらめ、私が見たかった金閣寺へ行った。父も母も見たことがあるので車の中で待っている間、私一人で見に行った。

外国人観光客が多かった。金閣寺の実物はやはりきれいだった。両親はほかに見たいところがないと言ったので帰ることにした。私は中学の修学旅行で映画村に入ったが、もう一度見たかったなあ。またいつか機会があればと思った。とりあえず、母がずっと気になっていた親戚の家に行くことができたし、都をどりを見せられてよかったな。

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