両親と初めて行った泊りの旅行は福井の芦原温泉だ。当時勤めていた会社では数人ずつ交代で平日が休みになった。

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越前海岸を走って芦原温泉へ

6月の水・木と休みになった時、せっかくの平日の休暇だからどこか旅行に行こうと思い、わりと近くの福井の芦原温泉に行くことにした。インターネットで口コミ評価の高かった宿を予約し、福井の名物を調べたところ、おろしそばが有名だと知った。

当日高速を走りながら、わーい温泉だとうれしかった。高速を降り、おろしそばの有名なお店に入り、大根おろしをかけるそばを食べた。

大根おろしは苦くて、私の口にはあわなかった。

店を出て越前海岸沿いを走り、水仙ミュージーアムに入った。平日なので中はがらがらだった。一年中見られるという水仙を見学した。お昼過ぎくらいから雲が広がってきていたので、越前海岸の海はきれいに見えなかった。

東尋坊の近くの越前松島にも寄った。他に観光客はいなくて寂しいほどだった。曇っていたので景色は今一つだった。

予定より少し遅れて宿「清風荘」に着いた。6月の平日というだけあって駐車場はガラガラだった。受付に行くと、部屋割りの都合とかで、予約していた部屋より高い部屋に替えてもらえた。ついていたなと思う。あとで確認したところ、本来泊まるはずだった部屋は旧館にありドアもエレベーターも古かったが、変えてもらった部屋は新館で廊下はいい匂いがしていた。

露天風呂は芦原温泉の中でも最大級で広々としており、信楽焼のつぼ湯があって、それに入るたびにざぶーんざぶーんとお湯があふれるのが気持ちよかった。

食事は部屋食にしておいた。夕食は一品一品が凝っている感じでおいしく、あちこち旅行に行っている父もここのは特においしいねと仲居さんに言っていた。この時湯葉のてんぷらを始めて食べたが、湯葉はこんなにおいしいのだと思った。

花菖蒲祭りと蓮如の里

次の日の朝食はいかの刺身がついていることに驚いた。朝から刺身だなんてすごいなと思った。この日からあわら市の北潟湖畔花菖蒲園で花菖蒲祭りが開催されており、見に行ったが、まだあまり咲いていなかった。

その後、母の希望で北潟湖の近くにある蓮如の里へ。お寺に入って見学した。今思うになぜ母は行きたがったのだろう。

帰りの車の中で母がまた旅行に行くのと聞いたが私はわからないと答えた。しかし、この初めての泊りの家族旅行が楽しかったのでまた行きたいと思った。ほんと、極楽を感じた旅行だった。

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